- JAPANブランドフォーラム in 東京
- (2008/11/27)
平成20年11月18日品川プリンスホテルにて、日本商工会議所と全国商工会連合会の協同主催、「JAPANブランド・フォーラム in 東京」が開催されました。5年目を迎えるJAPANブランド育成支援事業の成果発表とも言えるこのフォーラムは、仙台・金沢・京都・広島そして東京、最後は福岡と全国6箇所で開催されました。
〜地域から世界へ羽ばたく産業創造を目指して〜
と副題にうたうこのフォーラムは、各地域ごとに選ばれた成功事例の発表を中心に構成されました。東京では、今治タオルのブランディングを手がけて大成功を納めたSAMURAI アートディレクター佐藤可士和氏の基調講演を筆頭に、山中商工会(石川県)から欧米のインテリア市場へマーケットインの発想でこれまでの伝統から大きく概念を転換したブランドNUSSHAの事例が発表されました。
いずれも優れたプロデューサー、ディレクターとの出会いが製品を大きく飛躍させたことがわかります。伝統と技術だけでは、世界へ羽ばたくことが出来ない。世界を市場とするなら、より広い視野、ネットワーク、経験を持つ人財との出会いが事例の成功を左右します。また世界に受け入れられると、結果的に日本でも同じように評価されるということも図式の一つと言えそうです。
さらに同事業のスキームの中で、今年の9月から始動した雑誌『Casa BRUTUS』((株)マガジンハウス)を媒介にしたJAPANブランド全体のプロモーション戦略についての取組が伝えられました。世界の一流デザイナーが、JAPANブランド製品を実際に手にとり、その高い技術に興味を示している様子など、実際の誌面も交えながらの紹介で、メディアと連動することでより可能性が広がることが実感出来ました。
最後のパネルディスカッションであった、開場からの質問に対しての回答を掲載します。
Q.ブレイクスルーをしてくれるデザイナー、プロデューサー、ディレクターとどう出会ったら良いのか?どう見分ければ良いのか?
A.デザインだけ行うデザイナーでは成功に結びつけるのは難しいかもしれません。流通やプロモーションまで製品を先導してくれることが出来るか?どうか?見極めの一つになります。
A.JAPANブランド育成支援事業の一環で、そういった人財のデータベースを構築することも検討しています。
A.プロモーション戦略を行うチーム※に相談をしてもらえれば、糸口となる情報の提供や雑誌と連動した企画での紹介なども出来るのではないかと考えています。
※プロモーション戦略を行うチーム
クリエイティブディレクター 青木克憲氏
WEBプロデューサー トム・ヴィンセント氏
コピーラーター 渡辺潤平氏
プロデューサー 戸練直木氏
インテリアスタイリスト 長山智美氏
Q.製品についてアドバイスが欲しい。だれに聞いたら良いのか?
A.まずは競合、類似製品などを第一線で売っている(取り扱ってもらいたい)ショップの方に意見を聞くべきです。傾向や適正価格についてターゲットとする購入者層のニーズを教えてもらうことが出来ると思います。
Q.どういう製品が雑誌などに取り上げられてもらえるのか?
A.編集者の好みというのもありますが、まず掲載されないものとしては、ターゲットが明確でないものは、どう扱って良いかわからないので除外されます。どんな層がどういうシーンで使うもので、そこで対価とされる価格はこれくらいだろう。というものが作り手の思いだけでなく、市場に共感されることが大切です。
A.たとえば伝統や製法など、ストーリーのある製品、語れることというのは大切なポイントです。
今後も様々なコラボレイト、製品のリリース、パリでの展示、ウェブサイトでの取組など目が離せません。
ものづくりを通じて世界へ挑戦したい方、そんな技術を守り世界へ提案したい方、ぜひウェブサイトで最新情報をチェックしてみてください。
JAPANブランド ホームページ
http:// www.japanbrand.net/