- エコプロダクツ2008 にて日本の森林をみる。木を知る。
- (2008/12/19)
2008年12月11日〜13日、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2008」が、東京ビッグサイトで開催されました。
これが、エコ?と思わせる派手な演出の企業も目立ち、その横を走り抜ける社会科見学で訪れた中学生の子供達を見ると、思わずため息が出てしまうのですが、1つずつブースをたどると、ここ近年のエコブームよりずっと前から取組を続けている団体のブースが、地道に変わらずその活動を継続していることもわかり、まさに日本のエコ事情の縮図のようでした。
特に今回は日本の森林・林業を支える団体や企業にスポットを当ててみました。
割り箸から考える森林の活かし方
エコプロダクツ展に5年連続で出展しているという泉谷木材商店。
「私たちのブースは、梱包材もそのままとってあり展示にあたっても無駄はないのです。」
木のおもちゃが並ぶブースは自然に子供達が集まるようで、子供達に、遊びながら割り箸の話をしているのだそう。
「日本の割り箸は、大きな木材の端材を使ってつくるんです。材として使える木材が主原料だから、丈夫でそのまま使えます。しかし、安く流通するコンビニなどでみかける割り箸は、中国製で伐った木を全部箸に使ってしまいます。箸にするために木を伐採するわけだから、安い木になり、腐りやすいから防腐剤が必要になる。漂白もする。口に運ぶものだから安全で環境負荷の少ない日本の箸を使ってもらいたいのです。」
ひのきの箸10膳100円。毎年買いに来るお客様もいるとか。
バイオマス総合展 注目される間伐材製品
展示の中にさらにバイオマス総合展が開催。狭いながらも盛況なブースが間伐材製品などを展示する全国森林組合連合会。今、日本の森林でもっとも課題となる間伐作業をおこなって、その材を活かした製品を展示していました。木のおもちゃや家具などの他に、おもしろかったのが、「森の缶づめ」(兵庫県森林組合連合会から販売予定)。5mm角程度のヒノキのサイコロのようなものが入っていて、ヒノキと柑橘系の精油のさわやかな香りが楽しめるというもの。もちろん、香りを楽しむグッズとしては珍しくないが、森と工業製品的な”缶づめ”という組みあわせがおもしろい。また森づくり参加権(森林カーボンオフセット権)シュミレーション付きとなっているのがエコ心をくすぐります。
間伐材についての情報はこちら
全国森林組合連合会 http:// www.zenmori.org/
合法木材等推進シンポジウム 違法伐採推進協議会((社)全国木材組合連合会)
併設して「合法木材等推進シンポジウム」が開催。3年間にわたる違法伐採総合対策推進事業(林野庁)の成果報告ともいえるこのシンポジウムでは、合法木材等普及推進に貢献した団体、企業等を顕彰し、また受賞者を交えたパネルディスカッションが行われました。
森林国である日本が、木材の輸入率も高いのをご存じでしょうか。
グローバリズムのあおりをうけ国内林業は衰退し、かたや海外から環境に配慮せず違法に伐採された木材を買い付け、消費者は何も知らずに環境破壊に荷担しています。今や「知らなかった」とマスコミや業界、流通のせいにして知らん顔出来る問題ではありません。合法木材という言葉をはじめて聞くかたも多いかもしれませんが、しかし着実に、日本から木材輸出国へ向けた指針として、世界的な木材の流通に対して一石を投じ、その環を広げています。一般消費者である私たちも安価であるというだけで、商品を選択するのは間違いです。あるデザイナーはこう表現しました。「投票権より有力なあなたの力は購買力」
こちらも様子は合法木材ナビでも掲載されていますので、是非ご参照ください。
合法木材ナビ
http:// www.goho-wood.jp/ event/ event9_report.html
・・・
年々、大きく盛況になるエコプロダクツ展ですが、お祭り気分から冷めても心に残る出会いがあり新しい発見を多くの人が出来ればと思います。